今回の話が他の話と若干異なるところは、マイナスの感情だけを注ぎ込んだところです。
 私の中にあるマイナスの思い、他人という存在に対する不信感や勝手なことを言う人たちへの反発を文章としました。
 プロットらしいプロットはなく、けれど、それなりに形を成したのは、それだけ私の中にある感情が強かったのかもしれません。

 美空にとってこの世界は美しいものではありません。
 けれど、いつだって空は美しい。
 彼女はそれに気付いているし、気付いていてなお、人を許すことができないのです。
 そしてそれは、私の中にあるものなのでしょう。

2022/12/4 焔嵐