いかがでしょうか。
 今回の物語は今までのものといくぶん趣が異なるもので、メインは都市伝説と料理です。
 グルメ小説? こんな狂ったグルメがあるか。

 以前、猪や鹿を狩猟する猟師のお話を読んだことがあります。
 それまで牛や豚しか食べたことがない私からすれば、それは一種の異文化であり、驚きと発見がありました。
 言われてみれば、牡丹も桜も普通に料理ですし、ところ変われば鼠だって鰐だって蛇だって蛙だって、食べる人は食べる。虫はさすがにアレですが。
 なんだかんだ食文化というのは自由なもので、食べていない自分は保守的なのだなぁ、と。

 同時、私は都市伝説というものが好きです。くねくねとかヤマノケとか。そういうシンボリックな怪異が特に好き。
 二つの趣味を掛け合わせ、ちょうど料理のようにしたものがこの物語です。だいぶ魔女の鍋感はある。

 それはさておき、今回はさしあたってここまで。大半の怪異を食い尽くしたので。
 次回はまた、趣が変わった世界でお会いしましょう。


2021/02/28 焔嵐