信じるものがある。
 頼りにしているものがある。
 ふたつが対立したら。わたしは、どちらに味方する?


「はい、あの、それは本当なのですか?」
『そんな嘘をつくために、わざわざ国際電話をかけると思っているのかね、君は』
「いえ、そういう意味ではなく……。あまりに信じがたかったものですから。申し訳ありません」
『気にする事はない。私としても予想外だったんだ』
「そう、ですよね。それで、理由は判明しているのですか?」
『――いや、不明だ。もっとも、どちらでもいい事だ。敵となった以上、彼の持っているものは危険すぎる。そこで、君に仕事を頼む』
「彼と戦え、と?」
『もちろんだ。君の能力は彼と相性が良い。だからこそ、君にしか任せられない仕事なんだ』
「わかり、ました。それでは、失礼します」
『ああ、よろしく頼むよ』
 電話が切れたことを確認し、私は受話器を置いた。思わず、ため息が出る。
 その電話は、わたしの尊敬する人と、力で交渉して来いという命令。逆らう余地はなかった。
 わたしという存在を受け入れてくれたのは、たったひとつしかない。日本から遠く離れた、イギリスにしか。
 そのわたしが、彼らを拒絶して、何ができる?
 結局、考えは一点に集約される。
「どうして、ですか。どうして、あなたほどの人が?」
 手を握り、拳を作る。ぎゅっと、痛いほどに。
 それでも、心の痛みは止まらない。
「どう、してですか。アルバート」
 呼んだところで。答えは、返ってこない。

 アルバート・ヘンリー・トールキン。イギリスで最高の力を持つ悪魔祓い。その彼が、教会に反旗をひるがえした。
 科学の発展した現代社会において、悪魔祓いという存在はあまり必要とされない。
 もちろん、霊という存在が消えたわけじゃない。それは、昔も今も変わらず存在している。なのに、人々は霊を恐れなくなった。そんな時代に、悪魔祓いなんていう怪しい職業の人は、必要とされていない。
 そんな、オカルトの人間には生き難い時代に、彼は最高の力で一石を投じた。
 彼は、ここ百年でも並ぶ人がいないほどの力を持っている。教会の認定ではレベルファイブ。間もなく、科学を超越した世界に足を踏み入れるレベルだ。
 その彼に、解決できない不可思議現象は存在しなかった。霊の関わる問題の全てを、独力で解決してしまう力があった。彼のおかげで、教会の信者も増えたと言われている。
 科学の社会において、彼はオカルトを貫き通した。
 わたしは彼を尊敬している。わたしのような、たいした力を持っていない悪魔祓いにとって、彼という存在は眩しかった。アルバートという人間の近くでは、わたしのような存在は目立たない。それだけの才能を、わたしは尊敬していた。
 その彼が、教会に敵対しようとしている。そして、わたしはそんな彼を、教会にとって害のない存在にしなければいけない。
 けれど。

 わたしの最初の行動は、興信所に依頼する事。日本にいつ入国したか、までは知っている。けれど、それ以降の足取りを知っているわけじゃない。彼の足取りを追うには、専門家の力が必要だった。
 一週間後に定期報告を受ける事にして、わたしは建物を後にした。
 駅に向かってゆっくりと歩く。人通りは多いけれど、誰もが足早。わたしのようにゆったりとした歩みを続ける人はいない。
 チリン――
 ふと顔を上げると、わたしの目の前に、女の子が立っていた。夜空色のワンピースを着た、黒髪の小学生。頭の上にはペットを乗せて、後ろには保護者なのか、桜色の着物と白いミニスカートを組み合わせた人の姿も見える。
「……?」
 女の子は、じっとわたしを見つめていた。わたしが見返しても目をそらさない。赤い、吸い込まれそうな瞳が、わたしだけを見ている。
「何ですか?」
 聞くと、女の子はゆっくりと口を開いた。
「初めまして。私はアンジェラ。彼女はケイ。この子はエル」
 女の子の紹介に合わせ、後ろの人はヒラヒラと手を振り、ペットは小さく鳴いた。
 それぞれに紹介し終えたところで、女の子は再び口を開く。
「私たちは、死導者。貴女にわかりやすい言葉で言えば、悪魔、かしらね?」
「悪、魔!?」
 言われて、初めて気がついた。この子たちは、普通の人間じゃない。
 顔も体も、何もかもが普通の人と変わらない。けれど、この雰囲気だけは、絶対に違う。普通の人が持たない、包み込むような威圧感。
「ちょーっと待った。あたしらはケンカを売りに来たわけじゃないからさ、戦闘態勢なんてならないでよ、ね?」
「あなたたちに戦うつもりがなくとも、わたしには戦う理由があります」
 わたしに、気取られないほどの力の持ち主。しかも、相手は二体、いや、三体。不利は否めない。けれど、だからといって逃げ帰るほど、誇りを失ってもいない。
「あー、もう。イギリスの教会ってこんなのばっかなわけぇ? 面倒ね」
 ちらりと背後に視線を送り、小さな悪魔はわたしを見つめた。
「戦おうとするだけならば構わないけれど、ここでは、他者を巻き込むのではないかしら?」
 言って、悪魔は左右を見渡した。
 わたしは思わず舌打ちした。確かに、ここでは無関係な人を巻き込みすぎる。ここでは戦えない。
 悪魔は、すっと左腕を上げ、細い路地を指した。
「向こうに、人の来ない公園があるわ。そこで話をしない?」
 それは、まさに悪魔の提案。従うべきではないと頭のどこかが叫んでいる。
 けれど、それ以外に方法も考えつかない。
「……仕方ありませんね」
 わたしは、その誘いに頷くしかなかった。

 悪魔たちが案内した場所は、道路の下に作られた小さな公園だった。ほとんどスペースと言っていいかもしれない。あるものと言えば、せいぜいベンチくらいだった。
「ここなら、少しは落ち着けるわね」
 平然と背中を見せる悪魔を、わたしはにらむ。
「では、存分に戦いましょう。あなたたちという存在を認めるわけにはいきません」
「だっから! あたしたちは戦いに来たわけじゃないって言ってるでしょうが。ちょっと話をしようと思っただけよ」
「わたしから話す事など何もありません」
「そりゃそうでしょうよ。あんたには話がなくても、あたしらにはあるの。というわけで、その臨戦態勢はやめてくれない?」
 敵にそう言われて、剣を収める者がいると思っているのか。
 わたしが足を曲げ、駆ける準備をしていると、高校生のような悪魔は深々とため息をついた。
「ねー、アンジェラぁ。本当に話をしなきゃいけないの?」
「迷い人を放っておくの?」
「でも、話を聞く気があるように見えないんだけど」
「そんなもの、初めてではないわ」
 ごちゃごちゃと会話をする悪魔、内の、小さい方に目標を定める。
「シっ!」
 空気を吐き出しながら、飛び出す。
 直後。足が止まった。いや、止められた。
「話を聞かないだけならいいけどさ、アンジェラに手を出す気が満々なんだもん。そんなの、スルーはできないじゃない」
 わたしの胸に、剣が突きつけられている。
 高校生のような悪魔が持つ剣が、正確にわたしの心臓を狙っていた。顔は、こちらを見てもいない。殺気もない。なのに、ほんの少し動くだけで殺されそうな、静かな威圧感がある。
 チリン――
 小さな悪魔は仲間をちらりと見上げ、わたしに視線を移した。
「私はただ、貴女の話、貴女の悩みを聞きたいだけ。それが私という存在なの。教えてくれないかしら? 貴女の歩みを遅らせ、常ならば仕掛けぬような無謀な戦いをさせる、その理由を」
「……そうしないと、殺すってわけ?」
「どうして、私が貴女を殺さねばならないの?」
 わたしが黙って答えないでいると、小さい悪魔は目配せをした。
 大きい悪魔は不満そうに頷き、手を下ろす。
「殺す気ならね、もっと早くに殺してるわよ。あたしらは、殺しをしたいんじゃない。それ、わかんない?」
 これでいい、とばかりに、大きい悪魔は小さな悪魔に視線を送った。小さな悪魔は頷き、
「私たちは、貴女の迷いを聞きに来たの」
 悪魔の言葉なんて、信じてはいけない。甘言で人を誘い込むのは、悪魔の得意技なのだから。
 殺す事だけが悪魔の狙いとも限らない。あるいは、わたしを誘い、何かをさせるのが目的かもしれない。
 だから。悪魔の言葉なんて信じちゃいけない。聞く耳を持ってはいけない。
「アルバート・H・トールキン。稀代の錬金術師。彼が、関係しているようね」
 いけない、のに。
 その言葉はあまりにも魅力的だった。わたしには重い荷を軽くしてくれそうな、甘い誘い。
 聞いてはいけない、その甘言に惑わされ、多くの人々が地獄に落ちていった。
「これは私の想像、だけれど」
 小さい悪魔は首を傾け、
「貴女はアルバートを捜索、無力化する事を命じられた。違う?」
 頭を何かで殴られたような衝撃が走った。
 くらくらする。しっかりと立っている事が辛い。
「どう、して……あなたが、そんな事を想像できるのですか?」
「私たちはアルバートと会った事があるわ。ちょうど、日本を離れる直前。彼は、教会に“真実”について問いただすと言っていたわ」
「真実とは、どういう事ですか」
 いけない、これでは悪魔のペースに乗せられている。
 いけないと頭が理解しているのに、質問は口をついて出た。
「それは、私の口から語ったところで信じてもらえる内容ではないもの。聞くならば、アルバートに聞きなさい」
 一歩、悪魔が近づく。大きな悪魔が目配せをするけれど、小さな悪魔はそれを無視し、さらに迫った。
「貴女は、貴女が信じていた人間を疑わなければならないという事実に打ちのめされている。そうね、それは辛い事だわ。けれど」
 小さな悪魔の瞳に、わたしがいた。深紅の綺麗な瞳に、わたしが吸い込まれている。
「事実があるからと言って、それはすなわち裏切りだとは限らない。貴女が本当に彼を尊敬し、信じているのならば、まだ彼を信じ続けてあげて。彼の話を聞いてあげて。そして、判断をするの。一方の意見だけで正解は導けないわ」
 言って、悪魔はわたしに背中を向けた。
「ケイ、行くわよ」
「もう、いいの?」
「言うべき事は言ったわ。この先、どのような道を選ぶかは彼女が決める事。私たちにできる事は、道の存在を知らせるだけ」
 大きな悪魔はちらりと私を見て、同じように背中を向けた。
 遠ざかる、悪魔の背中。わたしはその背中に、何もできなかった。

 悪魔の言葉なんて、信じるに値しない。その誘惑に負けない事こそが、悪魔祓いとして生きるために必要な力。
 なのに、あの悪魔の言葉は、わたしの頭から離れてくれない。カビのように、染みのように、わたしの頭に存在し続ける。どうやっても、消えてくれない。
『裏切りとは限らない』
 本当にそうだったら、どれだけ良い事だろう。彼と戦わずに済むのであれば、どれだけ。
 教会の言葉が、必ずしも真実であるとは限らない。彼らとて組織なのだから、嘘をついているのかもしれない、下っ端に過ぎないわたしには伝えられない事情があるのかもしれない。
 それは、理解している。
 でも、教会はわたしに、彼の無力化を命じた。それは疑いようのない事実。望むと望まざると、彼が本当に裏切っていようとそうでなかろうと、わたしは、彼を倒さなければいけない。それがわたしに課せられた使命なのだから。
 それをしなければ。わたしは、教会から捨てられてしまう。
 あれから、一週間。今日は興信所に行き、定期報告を受ける日だ。彼が隠れようとしていなければ、もう見つかっているかもしれない。その結果を、聞きたくない。
 先週、悪魔たちと会った公園のベンチに、わたしは座り込んでいた。体を持ち上げようとする気力は、沸かなかった。
 早く行かなければいけない。なのに、足は動かない。
「すみません」
 わたしは、顔を上げた。おひとよしを絵に描いたような表情の人が、わたしを見下ろしていた。まだ若い。高校生くらいだろうか。
「隣、いいですか」
 わたしは見渡した。近くにベンチはここしかない。仕方なく、わたしは頷いた。
「どうも」
 言い、高校生はわたしの隣に座った。そのまま、わたしから目は外さない。わたしは黙って、うつむいた。
「失礼ですが、どうかしたんですか。顔色、すごく悪いですよ」
「いえ。大丈夫です」
 答えたわたしを、高校生はなおも心配そうに見つめた。
「あの、あなた、退魔師……ですよね」
 退魔、の言葉に、わたしの体が反応した。反射的に、振り向いてしまう。
「退魔師という存在を、ご存知なんですか?」
「知り合いにいるんです。火野っていうんですが、ご存知ですか」
 言って、高校生は顔を綻ばせた。
 火野ならば知っている。日本でも有数の力を持った退魔の一族だ。今は衰退したが、それでも高い力を持っていると聞く。その名前を知っている時点で、この人はただの高校生ではないんだろう。
「わたしは悪魔祓いです。日本では、退魔という呼び名が一般的でしょうが。それにしても」
 思わず、わたしは眉をひそめてしまった。
「見ただけで、どうしてわかるんです? あなたは退魔師、ではありませんね?」
「はい。僕は、ただの一般人ですよ。ただ、退魔師とかおばけとか、雰囲気でわかるんです」
 それは、一種の才能だ。見た目には、それだけの才能を持っているようには見えないけれど。
「よかったら、相談に乗りますよ。そういう筋の人だと、なかなか相談しにくい話もあるでしょう?」
 一瞬、本当に相談してしまおうかと思った。
 けれど、わたしの抱える問題は、同じ世界を知っている人なら誰にでも相談できる、という話じゃない。まして、つい今さっき会ったばかりの、名前も知らない人に相談できるような話じゃない。
「見知らぬ人だから相談できるって事もありますよ。僕は、たぶん二度とあなたに会いません。ですから、重苦しい相談をされても、後で忘れる事ができます」
 魅力的でしょ、と言う高校生の姿は、本当に頼もしく見えた。
 その、不思議な魅力を持つ姿を見ていたら。
 つい、口が動いてしまった。
「わたしに、命令があったんです。先輩を倒してくるように、と」
 言ってから、しまった、と思った。けれど、出した言葉は戻らない。
 覚悟を、決めた。
「同じ職場、って言うのも変かもしれませんけど、同僚なんですよね?」
「はい。わたしは彼を尊敬していました。けれど、離反したらしくって。理由は知りませんが、反した以上、彼はもう敵という事になってしまうんです」
 そう、敵。倒すべき相手。
 高校生は、うーんとうなり、言った。
「とりあえず、理由がわからないなら、聞いてみたらどうですか? 納得のできる理由なら、戦わなくても済むかもしれない」
「駄目です。どのような理由があろうとも、敵となった以上、それはどこまでいっても敵でしかないんです」
「厳しいんですね」
 教会は、そうやって保ってきた。
 内の敵は真っ先に叩き潰す。それは、特に外の敵が多いイギリスでは、慣例とさえ言えた。
「けど、今のままじゃ、あなたも納得はできないでしょ?」
「わたしのような下っ端が納得するかどうかなどは関係ありません。わたしは、道具のようなものですから」
「今回の責任者は、あなたでしょ? なら、適当に倒したって報告する事もできます」
 高校生の顔を見る。本気の目だった。
「僕は、あなたの組織の難しいところは知りません。でも、あなたが尊敬するほどの人なんでしょう? 何か理由があるんだと思います。なら、せめて理由は聞くべきです。もしかしたら、戦わずに終えられる方法を見つけられるかもしれませんし」
「そんなの……」
 ありえない、と言いたかった。
 教会を騙すなど、夢物語のようなものだと。
 なのに、この人の言葉を聞いていると、信じたくなる。その、小さな可能性にすがりたくなる。
 それはきっと、わたしの中に、そういう想いがあるせいだ。アルバートを信じたいという気持ちがあるから、わたしは、迷っている。
「迷いは悪い事じゃないって、僕も言われた事がありますよ。思い切り迷って、色々な可能性を考えて、結論を出せばいいんです。今すぐに結果を出さなければいけないわけじゃないでしょう?」
 わたしが頷くと、彼も頷いた。
「なら、ゆっくり考えてみたらどうですか。自分が信じられる、最良の結果ってのを探せばいいんです」
「最良の、結果――」
 そんなもの、あるのだろうか。
 わたしに、見つけられるのだろうか。
 それは、とても遠い気がする。そんな結末まで走り抜けられるほどの力があるとも思えない。
 ああ、だから、少しずつ歩けばいいんだ。一気に駆け抜けるのではなく、少しずつ。
 私の気持ちに少しだけ整理がついた。そのせいか、彼も微笑を浮かべた。
「少しは、お役に立てました?」
「ええ。とても」
 わたしは笑い返し、頭を下げた。
「ありがとうございました。少し、楽になれた気がします」
「いえ。僕は結局、あなたの悩みについて、何もできませんから」
 高校生は立ち上がる。わたしも同じように立ち上がった。
「それじゃ、お気をつけて」
 歩き出す彼の背中を見送り、わたしは反対方向に歩き出した。
 先に待つ、未来を信じて。


 歩く青年と歩調を合わせ、夜空色の死導者は道を行く。
「助かったわ、紅葉。これで彼女も、少しは前に進めるといいのだけれど」
「うん。できれば、ケンカなんてして欲しくないからね」
「……あんたにとって、あん時の戦いってケンカレベルだったわけ?」
 呆れた声を漏らす桜色の眷属。青年は、小さく笑った。
「今度も、ケンカ程度で済めばいいけどね」
「どうかしらね。あの退魔師、真面目そうだったから。教会に言われたんでしょ? たぶん。だと、逆らえないかもしれないわよ」
「彼女の選択は、私たちには決められないもの。そうなってしまったら、仕方ないわ」
 夜空色の死導者は一度、空を見上げた。冬晴れの空は、澄み渡っている。
「だから。私たちにできる事は、そうならないように祈り、信じる事くらい」
「信じる、か」
 何も知らない相手を信じる。それは、空想とさえ言えるほどに難しい事。
 けれど。
「うん、信じてみようかな。悪い人じゃなさそうだったし」
 青年は、言った。
 根拠も論拠もないけれど。理屈さえない、けれど、信じたいから。
 その様子に、今度こそ眷属は心底から呆れた。
「あんたって、おひとよしね」
「そうかなぁ?」
 首を傾げる青年を見つめ、死導者はくすりと笑う。
「そうね。私も、信じるわ」
「むう。アンジェラも紅葉も信じだしたら、あたしが信じないわけにはいかないじゃないの」
 三者は三様に信じる。彼女の行いが、彼らの信じる道と違わないと。夢幻のような、未来を。
 三人の信頼を受けているとは欠片も知る事なく、同じ空の下を、退魔の命を負った少女が歩いている。
 チリン――



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