いかがでしたでしょうか。
 お読みいただいた方にはお分かりかと思いますが、今回の物語は将棋界をもとにしています。一部囲碁も混じっていますが。
 最近は中学生棋士やアニメなどの影響もあって盛り上がっている将棋界ですが、その世界はかなりハード。そんな世界観を、映像的な設定に変更しつつ、やりたいことをそれぞれのキャラに込めて短編的な話としました。

 棋士にとっては、将棋こそがすべて。勝たなければプロにはなれないし、プロになれても生活できない。
 けれど、そんなことはさておき、彼らはとかく「負けたくない」そうです。もちろん生活のこともありますし名声などもあるでしょうが、とにかく真剣勝負に「負けたくない」という究極の負けず嫌いたちです。
 それが、何百年と続く歴史を作ってきたのでしょうか。

 主人公たち決闘者も同じく、生活は決闘中心。そんな彼らだからこそ展開できる物語を作ったつもりです。
 決闘に夢を託した者、決闘に生きる理由を見出した者。進路の悩み、親の悩み、年齢の悩み、恋の悩み。
 そうやって悩む彼らは、結局のところ、同じ人間です。

 最近はAIが棋士に勝るような面も増えましたが、私はあまり面白いと思えません。
 将棋は、人間と人間が戦うからこそドラマなのです。コンピュータが人間に勝ったところで、それは自動車とかけっこで勝負するようなもの。土壌が違うのだから、コンピュータが勝ったところで、何も感じません。
 人間同士が戦うことによって生まれるドラマ。それこそが、魅力だと思います。


 この先のヴァンたちも見てみたくはありますが、今回はここまで。
 次は、違う舞台でお会いしましょう。


2018/02/18 焔嵐
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