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注意事項
ここはネタバレ御免な解説です。内容を読んでから読む事をおススメします。もちろん、読んでからネタバレに関して文句を言われても何もできません、あしからず。 |
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第八十一生:呪縛の死導
四十話に一度の登場を果たす彼が再び登場。別に周期を決めているわけじゃないんですけど。 今回の本質的なテーマはかなり重苦しいもので、ある意味でとても死導者らしいでしょう。だけに、これは奇跡みたいな結末とも言えます。 そして、この話は他の話よりも圧倒的に、現実になりやすい。今すぐにでも。それだけの社会情勢が2009年の日本にはあります。ならない事を切に願うばかりです。 死人は、死ぬまで縁がない方がいいんですよ、やっぱり。 |
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第八十二生:酷似の死導
血縁関係なんてまるでなくても、なぜかそっくりな人というのはいるものです。テレビのそっくりさん大会なんかにもたまに出ていますね。あれは何も、有名人に限った話ではありません。当然ですが。 そっくりな相手が生きているならネタにもなるでしょうが、死人ともなると、話は少しだけ複雑になります。 死人には様々な想いがある。同時に、生者にも。 はてさて。それらが織り成す話は、やろうと思えば長編にさえできうるものなんですよね。 |
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第八十三生:在り処の死導
よく、悪役なんかが悩みますよね。お前たちはどうしてそんなに力を発揮できる、お前たちの言う心とは何だ、それはどこにある、なんて。 そういう場面では悪役が敗れて『これが心というものか……』とかカッコつけて終わりますけど、現実の方はそうもいかない。殴り合って心を感じられても、やっぱり心がどこにあるのかは分かんないままですし、それでも生きなきゃいけないんです。 現実は、死ぬまで終わらない。それまで、答えを探して苦しみ続ける人だって、いるんですよね。 |
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第八十四生:必要とされる死導
必要とされない人はいないと言いますが、普通にいたりするんですよね。これが。 みんなの嫌われ者。それは、相応の理由があるわけです。ジャイアンですら好きな人はいますもんね。 そいつが自覚したら……、まともな神経を持っていたら、辛いでしょうね。 |
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第八十五生:見たい死導
幽霊を見てみたい、という人は案外と多くいます。何を期待しているのかはわかりませんが、超常に憧れるとか、死者と交わしたい言葉があるとか、そんなところじゃないかと思います。 けど、現実問題として、それはだいたい叶わないわけです。そもそも幽霊がいるのかって話から始まるようなレベル。見るとか見ないとかの以前です。 ですから、本当に退魔師なんかがいたら……、こういう依頼も、実は多いんじゃないかと考えてみます。恐山のイタコみたいなものですね。 |
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第八十六生:加害者の死導
世の中、死んだ方がいいって思える人はいます。まあ本当に死なれるとそれはそれで後味とか悪いかもしれませんが、それはそれ。個人的な好き嫌い以上に、社会悪というものは存在するわけで。 けど、社会悪が悪いのは、秩序を乱すからなんですよね。秩序を理解していないで乱すのはもうどうにもなりませんが、知っていて、何かしらの理由で乱している人もいるわけです。 そういう人から、理由を取り除いたら。それはもう、社会悪でもなんでもない、ただの人間なんですよね。 普通は、なかなか難しいでしょうけど。 |
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第八十七生:食事処の死導
当初のコンセプトは、死導者と一緒に事件に巻き込まれた紅葉が強制的に解決させられる……、というもの。なんとなく違うところに着地しましたが、まあ着地できただけ良い方です。 それにしても、人数が増えるほど空気キャラが出やすくなりますね。そこが反省点。キャラを絞るか、絞れないなら活躍させる方法を考えないといけません。 これでも絞られているんですよ? 真理とかメグミは出していませんからね。 |
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第八十八生:嫌悪の死導
個人的にこの話はあまり気に入っていません。テーマは曖昧で、内容も薄い。 この程度が私の実力、といったところですか。残念です。 まあ、自己嫌悪が過ぎると死ぬよってお話ですね。一応。 |
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第八十九生:義理の死導
義理堅いというのは美徳という考えもありますが、まあ、ここまでくるとただのバカですね。バカ。 厨二病なんかだと、『トラウマを持つ俺カッコいい』なんですけどね。残念ながら、リアルではただのしつっこい陰険野郎なのでした。 ま、そんな人でも好かれる事はありますよ。顔が良かったりすれば。 ちなみに、何の関係もないですけど、私も厨二病です。もう持病です。 |
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第九十生:怪奇な死導
普通の小説ならゴーレムに関する詳しい記述なんて要らないんですが、そこらは趣味。 全体的な内容としては、死を認められる人と認められない人、って感じです。 オカルトは本来、現実にありえない事を願うものだと思ってます。個人的に。ですから、死を認められない人は、オカルトに走ってしまう人もいるんじゃないかなって。 そういうお話なんです。はい。 |
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第九十一生:子供の死導
夢やら希望やら勇気やら愛やら奇跡やら神秘やら不思議やら。 子供の間は、色々なものを持っています。そして、大人になるにつれ、ひとつずつ落としていく。忘れていく。だから、夢は子供の特権なんですね。 そんな夢を忘れてしまったら子供は、どこに希望を持つんでしょうか。 まあ、最近の子供は、そんなの持ってないのかもしれませんがね。私も持っていませんでしたし。 |
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第九十二生:睡眠不足の死導
眠い時は寝ろ。これは動物の本能に従ったアドバイスです。 とは言いつつも、大人になるとなかなかそういうわけにもいきません。眠くても働かなきゃいけない、疲れていても働かなきゃいけない。でないと生きていけない。現代日本が抱える問題のひとつですが、表立って議論する人はあまりいませんね。何故でしょう。 彼は勇気がある人間だと思います。普通は、なかなかできないでしょう。家族持ちならなおさら。そういう意味で、彼もまた特別な人間だと思います。 |
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第九十三生:霊狩りの死導
やはり夜空くらいの長さだと四人は多すぎますね。陽平の登場は削るべきでした。猛省。 話の内容としては、まあ、いつもの病気です。そういう事にしておいて。 小さな約束のために、命懸け。決してカッコいい事ではないと思います。死んでしまって、それでも粘る事はカッコいいとは言い切れない部分があるように思うんです。それでもそんな人物が多いのは、そんな人間にこそ、彼女が必要だから……でしょう。 |
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第九十四生:自信の死導
本番になると全力が出せないタイプってのがいます。全力さえ出せれば強いんだけど、なんて言われたり。 そんな連中には、魔法の丸薬が有効です。要するに全力を出せる状況にすればいい。 ただ、問題は魔法の丸薬が信じられる状況があるかって事。人間にあらざる存在でないと、そのくらいは信じられないでしょうね。たぶん。 |
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第九十五生:許されざる死導
フェイは何の関係もありませんでした。本当に。 これはキリスト教に限りませんが、殺人というのは最も悪い行為です。殺人という罪を犯した者は永遠に許されない。それは、おそらく彼らとて同じ。 自らそういう道を選ぶ彼らの覚悟というのは、どれほどのものなんでしょうね。 宗教圏に住んでいない私にはわかりませんが、神の国に拒絶されるというのは、宗教家にとって最悪最低の事態でしょうに……。それでも、そんな道を選ぶんですね。 |
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第九十六生:連鎖の死導
「死ね」という言葉はかなり重いです。私は幼い頃から言ってはいけない言葉と習いましたが、その意味を理解したのはずっと後の事です。 本気でのこの言葉は、かなり心をえぐります。心にダイレクトアタックを受けたら、耐えるのって難しいんですよね。 冷静ならそんなのを注意できるんですが、感情に突き動かされている時は――そうも、いかないんですよね。 |
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第九十七生:死生観の死導
海外はそうでもないと記憶していますが、日本人はやたらと死というものを重要視しています。「死者に鞭打つな」とはよく言われますね。 ですが、別に死んだって生前に悪い事をした人は悪いですし、死ねば全ての罪が許されるわけはありません。そのあたり、日本はおかしな国だと思います。自殺したら追及をやめなきゃいけないなんて、どんな決まりですか。 死もまた、生の一部。死ななければ生は終わりませんし、死んだからといって生が終わるわけでもないと思うんですけどね。 |
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第九十八生:英霊の死導
英雄だろうが偉人だろうが、死んだら死人なんですよね。 死人は死人。大人しく寝とけって話です。ところが、寝ない子もいる。寝ない子だれだ。 そんなのを殺すお仕事をするのが退魔師であり、死導者たちなのですね。 |
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第九十九生:犬神の死導
夜空スペシャル第一弾。わんこ使いをぶん殴ろうの巻。 何事も、正当ではない道があります。裏方です。こういう人は表立って認められる事はありませんが、必要性もあるから存在している場合も多いわけでして。 自分たちがそういう存在だと理解できない間は、二流以下ですね。 |
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第百生:死喰いの死導
第百生は、アンジェラとその過去の物語。 終わらない物語を紡ぎ続ける彼女たちは、それ故に、終わらない過去に縛られます。普通の人なら死によって強制的に終了させられる物語も、彼女たちは閉じようがない。苦しみは永遠に。 しかし、アンジェラは良い部下を持ちました。終わらない苦痛さえも殺す事ができる者。 アンジェラが多くの人を救ってきたからこそ、アンジェラもまた救ってもらえます。 救い、救われ、互いに助け合う。彼女たちは、理想です。 |
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第一生:大司教の死導
カウントは一にしていますが、これは漢数字で百以上の数字を出すと無意味に長くなるので百を削っただけです。というわけで、事実上の101話。ワンオーワン。 彼女の存在は男にするか女にするかで悩みましたが、本質としてはまったく悩んでいません。最初からこういう人間という予定で書いていました。 組織のトップである以上、個人を切り捨ててでも出さなければいけない命令もある。そういった事のリセットです。 ちなみに愛が登場した頃は65あたりですので、そこらも読み直すと面白いかもしれません。 |
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第二生:悲導者の死導
夜空祭、その終幕を飾る彼はある意味とってもおいしいです。普段の扱いの悪さもこれで払拭ですね。 彼の出し方は、ずっと悩んでいました。魔法少女はいつまでも続けられませんし、かといって、終わった後に向こうでしか出ていない彼の出番がなくなるのはいかにも惜しい。それだけのキャラクターであると思っています。 ですので、このお話はちょっとご都合主義。それでも、彼という存在に意味はある、そう願いたいですね。 |
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第三生:羽鎖の死導
羽のように、鎖のように。 免許更新の時に、事故で家族を亡くした人が出てくるビデオを見ます。それを見ていて、私は、ふと思いました。忘れなきゃいけないのだな、と。 狂うんですよね、大切な人が亡くなると。正常に見えて、一部、トラウマとなっている部分には狂気がある。墓場に日参したりなんて、そういう事じゃないかと思っています。 死んでなお眠る事も許されないんじゃ、天国は必要ありません。 |
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第四生:救人の死導
日本の就労者は6270万人だそうです。一方、世界中で小学校にさえ通えない子供は7300万人。危険な仕事をしている子供は1億2,600万人もいるそうです。 どう考えたって全ては救えない。もちろん日本だけの責任ではありませんが、それにしたって、全員を救う事は絶対に不可能です。 救うには、救えない人間に恨まれる覚悟をしなければならない。これは自明の理です。 |
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第五生:絶対力の死導
彼の言い分はある側面には正しい部分もあるでしょうが、まあだいたい間違ってます。簡単に言えば、自分の事は完璧に棚にあげましたね。 力は時に必要だけど、力で支配して成功した支配者は皆無です。ごく一時的に成功した人はいますけどね。 にしても、当初の予定とだいぶ変わったのはなんでだろう。いつもの事っちゃいつもの事なんですけど。 |
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第六生:働意の死導
共働きの夫婦を見ると、いつも思います。子供は寂しいだろーなー、と。 あるいは、寂しいとさえ思わないかもしれません。そうなると重症です。 私は古いタイプの人間なもんですから、親は子供に必要だと思っています。息子には、特に母親が。 母の愛情を受ける事は、子供が成長するのに絶対に必要だと思うんですよね。 共働きで、それができるのかなぁ……、と。思ったり。 |
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第七生:呪符の死導
他人の不幸ばかりを考えている人はだいたい自分も不幸になるもんです。統計は知らないですけど。やっぱりマイナスよりプラスの方がいいんだってば。 ゲームとかでも暗黒を使うと自分もダメージを食らいますよね。強すぎる力というのはおうおうにしてリスクを背負うものです。 彼女は法律で裁かれる事はありませんが、今後は……、自らの呪いによって裁かれるんでしょう。 人を呪わば。呪いが幸せを導くには、かなりの努力が必要らしいです。 |
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第八生:隻腕の死導
この物語はフィクションです。実際の人物、団体とは欠片も関係がありません。 というのも、実際にいるらしいんですよね。隻腕の剣士。 彼は握りを持ち直す事によって間合いを変えるという方法を使えるとか。これこそまさに、片腕だからこそ可能な剣術ですね。 最初はプロの真似もいいでしょう。けど、それが通じるのは入り口まで。その先では、自分なりの強さがどうしたって求められます。これは、何事も同じはずです。 |
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第九生:鳴泣の死導
何が書きたいって、どっちもなかなくなったなぁってそれだけ。本当にそれだけでした。 当初、アンジェラはよく泣いていました。子供のように。同じように、ルカも鳴いていました。慰めたりいさめたりするために。 その必要がなくなったのは、間違いなくケイが現われたから。 彼女の存在は小さいですが、非常に大きな意味があったんだなぁ、と。書いていて実感します。 |
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第十生:誰為の死導
その力、誰が為に。 力があるってのは大変です。守ってあげると感謝もされるけど、忌み嫌われもする。勇者様のその後は絶対に描いちゃいけません、ええ。 それでも、力がある人にしかできないんだから、悲しいお話。そこで自分の損得なんか考えずに突っ走れる人こそが勇者様なんでしょう。 勇者の勇気って、そういう意味なのかも。 |
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第十一生:詐欺の死導
誇りのある悪党ってカッコいいですね。何事も突き抜けている人は日本にはなかなかいないわけで、そういう人は憧れを受けたり。 まあ本文とは何も関係のない話ですけど。 彼女は、別に突き抜けてはいないでしょうから。 |
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第十二生:死導の死導
ナンバーワンもオンリーワンも価値があるとは言いますが。 では、ワンでなかったらどうなるんでしょう。何もかもがツー。 それには価値があるんでしょうか。ええまあ、たぶん人それぞれです。 |
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第十三生:死恋の死導
人間同士なら可能性はあろうとも。死導者相手では可能性さえない。 超常の存在であり、窮地を救ってくれる、寄り添ってくれるアンジェラは憧れを覚えてもおかしくない相手です。ロリコンでなくても。少なくても私はそう思いたい。 ……叶わないにしても。 |
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第十四生:無法律の死導
社会学の用語にアノミーってのがあります。高度経済成長期みたいに、今まで貧乏だった人が急に裕福になると、それまで100円のパンで満足していたのが1000円のパンでも満足できなくなる。 社会的な規範が失われた事態。幸福を幸福と認識できなくなる精神的問題。それが、アノミー。 幸福は適度な不満と不幸が隣にあってこそ。幸福だけでは幸福になりえず、不満がなければ幸福は存在しない。これは何百年も前から変わらない出来事です。 それこそ……、お姫様の時代から。 |
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第十五生:聖夜の死導
クリスマス過ぎてからクリスマスのお話とかねー。まあよくある話。 ネットじゃクリスマス死滅とかカップル死滅とか実はクリスマスなんてなかったとか今年は中止とか、色々なネタがありますが。 究極的には、季節物と同じ。奇跡が起きていい日だと思うんです。 この日より奇跡が相応しい日は日本にはありませんから。 |
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第十六生:神社の死導
神社でお願いするからといって必ずしも前向きなわきゃありません。誰かが落ちて欲しい、死んでくれ、なんていうマイナスのお願いも絶対にあるでしょう。 聞かされる神様はたまったもんじゃないと思いますが、人間、そういう弱さもあってこそだと思います。そうでなければアンジェラは必要がない。 醜くも美しい世界。その、醜い部分。 |
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第十七生:選民の死導
普通の人が持っていないものを持つと、自分は特別じゃないか、と思う。 まあよくある話です。ちょっと井戸の中で優秀だからって胸を張ったりね。 現実はそう甘くない。外には広大な海があり、自分はその事実を知らないという、ただそれだけのことなんだから。 |
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第十八生:兄妹の死導
うっさいよシスコン、というわけで。 よく妹がいない人がいもーとほしーよーとか言うと、妹のいる人があんなもんくれてやるわーとか言いますね。特に男性はそういう事を言います。 そのくせ失いかけるとなんやかんや。要するに、どう言おうとも家族、なんでしょうね。 |
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第十九生:畏怖の死導
本当はこのお話、ケイたちがいなくなったところで彼女が彼をぶすっと……やりたかったんですけどね。 それをやるにはケイの一人称では書けず、じゃあ女の子を中心にするかっていうと、それでは精神の不安定さがもろに出てしまう。 塩梅が難しくて放棄したあたり、情けない著者なのでした。ごめんなさい。 |
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第二十生:神蛇の死導
私はハーフ犬っての、好きじゃありません。やっぱり可愛いとかそんな理由で生命をもてあそぶような真似ごとするのは抵抗があります。 また、ああいう犬は寿命が短いそうです。それも好きになれない点のひとつ。やはり、命をどうこうしていいのは神様だけなんでしょう。その反動が出ているように思います。 そんなあたりを、しばらく書きたいと思っていて落とし所がなかったリヴァイアと絡めたようなお話です。 |
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第二十一生:幽交の死導
この物語では幽霊そのものは人間の数と比べれば圧倒的に少ないため、幽霊同士の交流というのはあまりありません。死導者と幽霊ならともかくね。 ですが、元はお互いに人同士。交流があれば、そこには何がしかが生まれるものでしょう。 たとえそれが、先のない死人同士であろうとも。 |
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第二十二生:言葉の死導
病気の人とお話しする機会がありました。早期に発見できれば何の問題もない病気だそうですが、放置しておくと死のリスクがある、本当に危険な病気みたいです。 その時、私は何を言えばいいのかわかりませんでした。適当に励ます人やらもいましたが、私にはその勇気がなかった。神原君そのものです。 その時、当人が励ました人に言っていました。ありがとう、と。それを傍で見ながら、確証のない言葉でよかったんだな、と少しだけ思いました。少なくても、その人には。 まあ、そんな人に何も言わないのが私らしさとも言えるんでしょうがね。 |
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第二十三生:成長の死導
気がつけばあの子たちも卒業です。時間の流れは速いんだなぁと子供もいないのに実感。ある意味で子供のようなものでしょうが。 進んでいく者、進めない者。足を止めた側は一抹の寂寥感を覚えます。これはどうしたって避けられない。 死導者は進みませんが、変わります。ほんの少しずつ。自覚できないほどの速度で。 |
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第二十四生:剣道の死導
どっちが正しいとか間違っているとか、そういうのがない問題ってのは山ほど。正解がないだけに迷いも生まれるし難しい部分もあるでしょうね。 ちなみに私は剣道やった事がないので、細かい描写不足や間違いはご容赦くださいな。 |
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第二十五生:子殺の死導
子供を殺さないで、と言われて、それでも殺すのはやっぱり外道に見えます。少なくても表面的には。 陽平の選択は必ずしも正解ではありませんが、必ずしも間違いでもない。 正解でも不正解でもない回答、あるいはそういう答えしかない問題というのは大好きです。 |
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第二十六生:夢想の死導
人間にとって、眠る事はとても大切です。睡眠によって体は休まり、心も安定します。 睡眠不足だと心の病気、たとえばうつのようなものにもなりやすいんだとか。それだけ眠るという行為は心にとって重要なものなんでしょう。 それは、心しかない、体を持たない者にとっても同じ事。なのかどうかは、実際に会った事ないですから、わからないですけどね。 |
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第二十七生:俯瞰の死導
全体を見渡すためには一歩、下がる必要があります。しかしそれは、輪の外側にいるということで。輪の中にはいられない。離れて見るがゆえに。 そのせいで、一緒に楽しむことはできない。そう、思い込みがち。 楽しみ方は色々とあるはずなのですがね。 |
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第二十八生:世界の死導
ぼくが許せないぼく。それは、何だったんでしょう。 委員長を見殺しにしたぼくなのか。それとも、委員長が死ぬ原因となったぼくなのか。はたまた、彼女を失っただけで折れてしまったぼくなのか。 ともかく、自分を許してくれる最後の砦を、彼は失った。後は、崩壊していくだけ。 残っているのは、小さな希望。 |
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第二十九生:虐待の死導
たまにいます。動物を平気でいじめる人。私には信じられません。 私は動物はだいたい好きです。ですので、そんなのをいじめるなんて。それこそストレスです。 が、世の中には……、そうじゃない人もいるみたいで。 |
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第三十生:卑屈な死導
私は卑屈です。周囲がうざいんじゃないかなーと思うくらいには。そして、それが客観的な判断なのか、単に自分が卑屈だからそう思うのか、それさえ判断できない。 他人の意見は色々とありますが、それを信じることもできないので、結局は本当のところなどわかりはしないのです。そして、それは当り前のことでもある。 人間の心を読む事ができる人はいません。そして、読めないからわからない。わからないから不安になる。その不安は人間らしさであると同時、危険なものでもあると思います。 私は、それを感じる事がとても多いです。 |
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第三十一生:進路の死導
どんな人間も岐路があり、進むべき道があります。 ただ、一般的には、彼のような自由な選択をできる身分というのは少ないでしょう。やむをえない事情、条件から、仕方なく選ぶもの。けど、やる事は結局、変わりません。 自分にとっての最良。それを模索する事が、選択という事なのでしょう。できるか否かは別にしてね。 |
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第三十二生:曹長石の死導
曹長石ってアルバイトの事です。労働的な意味のアルバイトじゃなくてケイ酸塩鉱物です。つまりはただの冗談です。 私はアルバイトでも仕事の一種なので真面目にやりますが、世の中にはそうでない人もいるでしょう。バイトだから許される、みたいな。 そんなわけはないのです。仕事である以上、バイトだろうが何だろうが、許される事と許されない事があるのです。 まあ本編とは何の関係もありませんが。 |
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第三十三生:刑事の死導
ニコラス・ケイジが八面六臂の大活躍をするお話です。嘘です。ところでニコラスなんちゃらって誰でしたっけ。 救うなんて、簡単に言っちゃいけない事かもって、最近は思います。そんなに簡単な事じゃない、覚悟が必要な事だから。 それでもそんな言葉を使いたくなるのは、それだけ救われない人がいるから、でしょうか。 |
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第三十四生:派閥の死導
利害関係がなくたって、人間、仲のいい人がつるむもんです。そして、知らない人よりは、知っている人に便宜を図るもの。おや? 利害関係が生まれましたね。不思議なものだ。 結局はそういう事。人間、どう転んでも利害関係の輪からは逃れられないのです。同様、派閥争いからも。 もしも逃れられたら、そこは、理想郷になるのでしょうか。 |
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第三十五生:人猫の死導
人の心猫知らず。猫の心人知らず。 お互いに想いあっているくせに届かない距離。それは種族の壁。 本当は、もっときちんと描けるお題だと思うんですけどね。 |
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第三十六生:言霊の死導
122の言葉の死導とはある種、正反対の話。 私が子供の頃、親に言われた事があります。うちの子である限り、死ねという言葉は使うな、と。使うとめちゃめちゃ怒られましたね。 今は守っているような守っていないような生活ですが、現実問題、使ってはいけない言葉なのだと思います。そこに理屈を求めるのは自由ですが、究極的には理屈などない。いけないから、いけないのだと。そう思うようになりました。 |
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第三十七生:見捨てた死導
このお話は実体験が元になっています。残念ながら私にはそれほど特別な救命技術がありませんが、人工呼吸法や止血法くらいは知っているつもりです。 ですが、全ては机上の知識。実際には活用できませんでした。まあ私が血に反応してぶっ倒れるくらいに苦手というのが大きいのですが。ついでに言うと、後遺症云々はともかくそっちの人は助かっているようです。 とはいえ、できる者が力を行使しないのは、やはり罪なのではないかと。そう思うのです。七つの罪の中で言えば、四番目の罪ですね。 |
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第三十八生:炎色の死導
燃えるぜバーニン。 特に文章化していませんが各種の神宝にはそれぞれ役割を設定してあります。よって足玉は最後。集め、蘇らせ、器を与え、そして満ちるのです。 彼女を出す事に意味があるのかって別にありません。今後、彼女が眷属となる予定もありません。ただ、最初に登場した時から……、こうなるような気はしていました。私の事ですからね。 |
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第三十九生:妖狐の死導
狐なのは趣味。 アンジェラたちは世界中を巡る存在ですが、それぞれの国に古い存在がいてもいいと思うのです。 それこそガブリエルのように、ね。 |
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第四十生:四重奏の死導
四人組のバンドでもカルテット。間違いではないはず。 自分がいなければ存在できない儚いもの。頼られるから頼れる存在になり、育ち、強くなる。 親が強いのは当然ですね。 |
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第四十一生:四度目の死導
もっと短い話で早くアップするつもりだったのに。のに。 死んで、生き返って。それを何度も繰り返している少女。再生の起源に、これよりふさわしい人は夜空にはいません。 けど、彼女はそれを望んでいるわけでもない。少なくとも今回はね。それで思い悩まない方がおかしい。 誰だか知らない悪意の持ち主は、色々なところに弊害を起こしている。とまあ、そういうお話。 |
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第四十二生:不快な死導
なんかこう、書いている方のもやもやを文章にしたらもやもやしたような感じになったようなお話。 葬式で泣いている人を私は見たことがありません。正確に言うのなら告別式でしょうか。親族席で沈痛な面持ちの人を見たこともありますし、旦那を亡くして泣いている人も見たことはありますが……。無関係な人の死で涙を流すのは、かなりの親しさが必要ということなんでしょうか。 そういう私も、泣かないのですがね。 |
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第四十三生:普通の死導
ガキの頃は悪だったよ的な人より普通に生きてまじめなまんまの方が偉いに決まってんでしょみたいな。 けれど、人生経験はおそらく悪だった人の方が豊富なわけで。変わらぬ日常の中から常に何かを見出すような人なら平和な日常でも人生経験になるんだろうけど。 よしあしを言ったら、社会的にはまじめ君の方が偉いでしょう。最終的には、楽しい方がいいって事で。 |
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第四十四生:怪訝な死導
アンジェラたちが人間に会わなくなった、じゃあレギュラーたちはどうするんだろうって。 頻繁に来ていた人物を鬱陶しいと思いつつ、急に来なくなると逆にさびしい、みたいなのと似ているでしょうか。そのまんまじゃね。 悪意は伝播する。悪意のもとは、はて、どこにあるのやら。 |
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第四十五生:強者の死導
強さは力だけにあらず。むしろ、アンジェラたちが想う強さとは、心の強さの事でしょう。 その点、彼女はぶっちぎりで強い。それは辛い境遇のせいか、はたまた女性だからなのか。あるいは別の理由。 まあ、話そのものにそんなに意味はありませんが。 |
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第四十六生:調査の死導
普通に優秀な調査員のお話。よく見つけたな、どういう情報網だあの調査事務所。 まあ、そこまでのご都合主義は勘弁していただきたい、というところで。実際問題、話が進みません。まあいいよねお話なんておまけさ。 |
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第四十七生:天狐の死導
空狐とかいう言葉もありますね違いはいまいちよくわかんないんですけど。 別に長々と書くつもりはなく、彼と彼女が出せればそれでよかったのに、どうしてこうなるんでしょうね。久々でペースがわからなかったのかも。 彼の登場が突然? それはまあ細かいことです。彼の存在はいつだってどこだって突然です。 神出鬼没スキルを手に入れたようだな……! |
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第四十八生:紅瞳の死導
今更ですけど、サブタイトルの読み方とか一切、考えていません。字面だけの問題。だってタイトル考えるの苦手なんですもの。 さて。彼の能力がさらにレベルアップ。もはや天井知らず。もともとそんなんだったような気もするけど。 それでも彼は彼で、他の人が選択するだけで話になりそうなところを、彼は話にもならない。だって、それが彼にとっての自然だから。 余談ですが、元は別の人を視点にして書くつもりでした。ところが書きにくい書きにくい。でもそうでないと紅の瞳は描写しにくい。迷ったあげく、あんな暴挙に。でもそれっぽいかな、とも後々になって思います。 |
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第四十九生:春病の死導
春の病ってなんか別の病気みたい。 退魔の人間だって思春期はあるわけですし、本当の意味で異なる力を持つ人間なら、なおのこと悩みも深いでしょう。一般的な漫画・ゲーム・小説における主人公の悩みです。 けれど、現実問題、力なんて関係ないわけですし。友達が喧嘩強いとか、その程度。人と人のつながりは、武力じゃありませんから。 |
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第五十生:真犯人の死導
ということで、思春期の悩みを超えられない大人がこちら。 殺人は悪なのか。この問いかけは非常に難しい。 もちろん、法律でも宗教でも一般的な倫理観でも、悪は悪。では何故か。それを聞かれた場合、さまざまな答えはあるでしょうが、100%、誰でも納得させられる回答を出せる人はいないでしょう。 人間の価値観はそれぞれとか、それだけでは説明のつかない部分もあるかもしれません。あるいは、本能だけで語るのなら、殺人は悪ではなく……。 そんなものを許すアンジェラではない。ここの結論は、それだけです。 |
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第五十一生:異臭の死導
更新日は子供の日。他意はありませんが。 やはり彼女は医者にかかるべきだったのでしょう。問題の根本を見誤った事が最大の原因。 あるいは、彼女はアンジェラなどいなくとも、自分で問題を解決できたかもしれません。それこそ心理士ならば適切な解決方法を示す事ができるでしょう。 それでも、アンジェラは彼女を死導した。それは彼女が勘違いしていたからであり、彼女が苦しんでいたからであり――何より、彼女の魂が、アンジェラのような存在を欲したから。 アンジェラの示す道は、心理士が示す事のできる道とはまた異なります。再び共に歩む道を、医者は提示できなかった事でしょう。 些細で、良いとも悪いとも言えないけれど、それはひとつの可能性です。 |
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第五十二生:潜在意識の死導
いけないのは誰だってわかる。でも、その理由を説明するのは難しい。当たり前の事って、そんなものです。 普段、そんなものを意識する事はありません。改めて考えれば、みんな、それなりの答えを出すでしょう。ですが、その場で考えた答えで、無垢な人を納得させるのは非常に難しい。それは、常に考えている事柄ではないため。 それが良識とか良心といったものなのでしょう。 |
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第五十三生:賽子の死導
どうでもいいけど、サイコロって変換で漢字が出ないんですね。 生きる事は生物の本能です。だから、社会的なしがらみを除けば、誰にでもできる。けど、活きる事はとても難しい。 それなら、サイコロひとつで決めてもいいじゃないかって。誰かに与えて貰わなければ、活きていけない人もいるんです。あるいは、みんなそうかもしれませんがね。 |
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第五十四生:破掟の死導
例によってタイトルの読み方は決まってないわけですが。 種族が変われば、思想も能力も変わるものです。人間に狐の考え方は理解できず、狐に人間の考え方はわからないでしょう。 見えている世界も、感じているものも、何もかもが違う両者。当然、そこには軋轢が生まれるでしょう。そこで、歩み寄ればいいのでしょうが……。 そうそううまくはいきません。大人の事情です。 |
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第五十五生:想獣の死導
同じ獣でも、考える事は色々で。人間と敵対する獣もいる一方で、人間に寄る獣もいる。 今回の獣は人間寄り。けれど、獣が人間に寄ったからといって、見返りがあるとは限りません。なにせ、人間と獣では、言葉が通じませんから。 そんな時、獣はどうするのでしょうか。 関係あるようでない話ですが、無償の愛をアガペーというそうです。あるいは、そんなものが必要なのかも。なんてお話。 |
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第五十六生:科学者の死導
科学とオカルトはとても近い存在です。 科学と幽霊は正反対の存在、まったく相性が悪いという人もいれば、その両方を取り入れた作品などもありますね。ですが、行き過ぎた科学は魔法という言葉の通り、科学とオカルトは、大昔から同じものだったように思います。ちょうど、錬金術が科学だった時代のように。 もっとも、オカルトがオカルトとして扱われる現代、そういった風潮は、どちらかといえば亜流なのでしょうが。 |
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第五十七生:信念の死導
人には人それぞれの信念があり正義がある。それが、どれほど受け入れられないものだったとしても。 彼のしようとしたことは認められるものではありません。ですが、彼には正義があった。 そんな人間を説得することは、とても難しいものでしょう。 |
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第五十八生:穴埋の死導
足りなかったピース、その存在。 彼もまた、続いている一連の流れに登場させる予定の人物でした。現れるのはこんなにも遅くなりましたが、それはそれとして。 実行犯は、もちろん悪い。けれど、計画した者はもっと悪い。黒幕はいつだってラスボスです。 |
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第五十九生:放火魔の死導
野球やらテニスやらスキージャンプやら、誰にもできない偉業を達成した人が出ると、そのスポーツにおける競技人口は増えるそうです。 それは犯罪も同様。模倣犯というやつです。模倣犯自身は、本物に罪をなすりつけるつもりなのか、それとも単に自分でもやってみたくなっただけなのか……、それはそれぞれでしょうが。 正の側面から見ても、負の側面から見ても、憧憬という人間の本質は変わらない。そんなところなんでしょうか。 |
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第六十生:復讐の死導
これは一連の流れに対する回答編。 死導者たちの過去は決して褒められたものではありません。当然、恨まれもするでしょう。 彼女たちを憎む存在。けれど、果たしてそれは幸福なのか。 忘れるべきを忘れる事。それは生きていくうえで重要な能力です。できない人間も多いでしょうが。 |